どこまでもまっすぐに 田中將介(^^)

ethical journalism magazine 

おもしろいことは言えません。 しかし、誰かがおもしろいことを言ったことに対しては、ものすごい勢いで笑います。そんな人間です。Twitter:@ethicalmasa

「生活保護もらいに行けばいいじゃん」と言われても、行く元気がないわけなんです

若い女性の貧困のからくり

 

www.huffingtonpost.jp

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昨年11月、大阪で31歳の女性が生活に困った末に餓死するという事件が起こった。ガス・電気・水道などのライフラインはすべて断たれ、冷蔵庫には中身のないマヨネーズしかなかった...などの悲惨すぎる状況が報じられ、「若い女性の貧困」が社会問題として注目を集めている。若い女性が、それほどまでに生活に困るのはなぜか。実際に、筆者が理事を務める困窮者支援団体に相談された事例からみてみよう。

 

■30歳女性・Aさんの場合

 

首都圏に住む30歳のAさん。一人暮らしだ。大学を出た後、正社員で就職したものの賃金は安かった。節約しながらの生活。貯金もしていたが、低賃金・一人暮らしでは、それほど大きな額が貯まるわけもなかった。そんな中、友人の紹介でつき合い始めた男性と彼の家で半同棲生活となるも、しばらくして彼のDVが始まった。まさか友人の紹介でそんな目に遭うとは思わなかったAさんだが、とにかく荷物をまとめて彼の家を出た。また居場所を知られないように自分の家も転居を余儀なくされた。しかし勤務先は知られているので、「会社の近辺で待ち伏せでもされたら...」と不安になったAさん。思い切って上司に相談してみると、終業後飲みながら親身に話を聞いてくれた...と思った。しかし、帰り道、ホテルに連れ込まれそうになり、断ると翌日からパワハラが始まった。元彼について地域のDV窓口や警察にも相談したが、「元交際相手は配偶者ではない」「今は緊急性がない」と取り合ってもらえなかった。結局、元彼への不安や恐怖、上司からのパワハラでうつ病になり、退職するハメに。その後、日払いのアルバイトなどでつなぐが、転職もかなわず、手元の貯金は減っていく。保険料、医療費も高額で支払えなくなり、病院にも通えなくなった。田舎の両親は既に高齢で年金生活。自営業だった両親の年金の支給額は少なく、さらに無職の姉が同居しており、頼れる状況ではなかった。Aさんの手元にあるお金は3万円を切っていた...。 

 

本質はどこか

とにかく、こういった貧困問題って、「メンタルケア」が1番大事なわけです。皆さんもそうでしょう。働きすぎて、何も考える余裕がないとき、もう何もしたくなくなりますよね。これも一緒です。生活保護に行けばいいではないか、と言われても、行く元気がないわけなんです。「希望」をもってもらうための、セーフティーネットづくりが大事ですよね。

 

masayukitanaka.org