新卒フリーランスライターの成長過程を記すブログ 田中將介(^^)

新卒フリーランスライターの成長過程

おもしろいことは言えません。 しかし、誰かがおもしろいことを言ったことに対しては、ものすごい勢いで笑います。本当はフリーライターじゃなくてフリージャーナリストって言いたい。そんな人間です。

「時言」カンボジアの危機

【共同】カンボジアの民主主義が危機にひんしている。
 
最大野党カンボジア救国党のケム・ソカ党首が国家反逆罪に問われて逮捕、訴追された。有力な英字紙が法外な税金の支払いを求められて廃刊となり、米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は首都プノンペンの支局の閉鎖を決めた。
 
いずれも来年の総選挙をにらんで、フン・セン首相(66)がなりふり構わない批判封じを図った結果とみられている。
 
フン・セン氏は内戦中の1985年に親ベトナム政権の首相に就任して以降、政体が変わっても一貫して権力の座にある。世界有数の長期政権だが、強権的な政治手法や腐敗体質が内外で批判を浴びており、4年前の前回総選挙と今年6月の地方選で、続けて野党の救国党の躍進を許した。
 
野党党首の訴追についてフン・セン氏は「自国民の反逆という痛ましい事態を見た。私は少なくとも10年は仕事を続けなければならないと決めた」と言っているという。
 
長年のカンボジア内戦を終わらせたのは、国連平和維持活動(PKO)の下で実施された93年総選挙だった。同年に報道の自由の確立を支援するため、昭和天皇の単独インタビューで知られる米ニューズウィーク誌元東京支局長バーナード・クリッシャー氏が、英字紙カンボジア・デーリーを創刊した。
 
同紙は腐敗や人権侵害を追及し、知識層の信頼を集めていたが、8月に突然、約7億円相当の税金の支払いを求められ、廃刊に追い込まれた。
 
93年総選挙の際は国連ボランティア中田厚仁さんと文民警察官高田晴行さんが殺害された。各国が大きな犠牲を払って誕生させた新生カンボジアの民主主義が、約四半世紀を経て失われる事態を、国際社会は許してはならない。(淳)