どこまでもまっすぐに 田中將介(^^)

ethical journalism magazine 

おもしろいことは言えません。 しかし、誰かがおもしろいことを言ったことに対しては、ものすごい勢いで笑います。そんな人間です。Twitter:@ethicalmasa

新社会人というニートになったので、1人入社式を開催してみた

第一章 静かな朝のはじまり

 

目を覚ますと、朝の630分だった。特に今日という日に予定があったわけでもない。

 

どきときしながら初出社して、交流を深めていた同期と会社の先輩たちに見守られながら、新しい門出を迎えることはできなかった。

同期もいなければ上司もいない。

 

眠かったが、最近、お金もないのにはまっているモーニングに出かけた。

 

 

自分好みだった代々木八幡にあるカフェに出かけた。

確かに料理は美味しかったが、思っている以上の値段だった。

さらに店員さんがレジを打ち間違え、いくらか高いお金を払いそうになった。

そこまで搾取しなくてもよかろう。

そうか、弱いものから金を取るのが資本主義なのか。

 

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朝8時、周りの皆は会社に出社するため、電車にのっているのだろうか。

私は、普段決めている1日の予算の半分を使ってしまった。

いつもなら、昼夜合わせて1000円以内、

たまに贅沢しても2000円以内にはおさめる生活をしている。

 

寝食をともにする私の相棒、MacBook Airを開きたかったが、

いかにも開くんじゃねえぞ。開いたらただじゃおかねえからな。

という空気を勝手な被害妄想ではあるが、店員さんから感じたため、

8時、移動を開始。

お金がないので自転車で移動する。この自転車ももう5年目になる。

ブレーキの音がいつもよりうるさく聞こえる。

いつもと同じ日常なのに。

今日が入社式だからって敏感になっているのだろうか。そんなはずあるまい。

 第二章 午前は長い

向かった先は、渋谷のスターバックス。

ようやくMacBook Airも開ける。彼も嬉しそうだ。

スターバックスは居心地が良いからという理由で行っているわけではない。

1番安いドリップコーヒー・ショートサイズを注文。

もう一杯のむために、レシートを出せば、おかわりが100円でできる。

1日の予定などあるはずもない私にとって、おかわりチケットは、

命とMacBook Airの次に大事だ。

午後、もしくは夜に、違う店舗に移動して集中力を持続させるための魔法の切符なのだ。

場所を変えないと集中できないなんて甘えかもしれないが、思い切り甘えている。

特に会社で起こりそうな上司からの無茶振りが降ってくるわけでもない、

目の前に切羽詰まった仕事があるわけでもない。

目の前のことを次々と終わらせていく必要もない。

そうなると、必然と、場所の移動をすることになる。

 

え、わたしがなにをやっているかって?

自分でもよくわからないが、周りには、自分の信頼を積み上げるために、

日々創作活動をしているよ。などと答える。

あながち間違いではないのだが、

ときに、いや頻繁に、自分なにやってんだ、と猛烈な不安に駆られる。

 

MacBook Airとにらめっこしていると、

隣のカップルが外を見ながら、すごいー!と叫ぶ。

目をやると、そこにはスーツを着て集まる無数の人々がいた。

 

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わたしの脳内は一瞬で「それら」を察知した。

ここまで私に仕打ちを受けさせるか、神様は。

と思いつつ、ついつい携帯に手が伸びる。

格好のネタだぞとにやにやしながら、

シャッターの音が静かな朝のスターバックス店内に響き渡る。

いかにも、「懐かしいなあ、あんな時期もあったなー」という顔をしながら。

 

わたしはあの場所に加わることができなかった。

確かに正社員に執着せず、会社を起こしたり、フリーとして活躍している人にとっては、

「それら」の存在など、ふっと鼻で笑う存在なのかもしれない。

けれどわたしにとって、あの場所は、何度も何度も願ったものの、

何度も何度もたった一通のメールでお祈りされてきたわたしにとって

喉から手が出るくらいつかみたかった。

 

スーツを着て混ざれば、ばれないのでは?と

やるはずもないばかなことを考え虚しくなる。

けれど、やっぱり経験してみたかった・・・。

 

そこでわたしは、1人で入社式を行うことにした。

といっても入社式で何をするかなどわからない。

きっと社長さんのありがたいお言葉を頂戴するのだろう。

校長先生が社長に変わっただけだろう。

といっても、朝からそんな茶番に付き合ってくれる人は誰もいないので、

1人で「入社おめでとう!一人前の社会に貢献する立派な大人になってください」と、

心の中で自分につぶやいた。

 

1日かけて入社式を行う会社もあるかもしれないが、わたしの場合は一分で終わり。

はっはっは。

現時点では、わたしの方が効率的に時間を使ったぞ。

と負け犬が遠くから吠える。

 

友人は、

「入社式をばかにしてるやつより、結局きちんと会社に入ったやつのほうが、

ちゃんと仕事してるよね」と言われたのを思い出した。

もちろん人によるのだが、その論もあながち間違っていない。

「おれあの集団むりだわー」とかいって強がってかっこつけているやつ、いるいる。

秒速で頭の中でイメージできた。

もし、そういう人たちが入社式をやったとしたら誰よりも楽しくワイワイやるのだろう。

 

 

ふと、Twitterに目をやると、人気投稿に「新社会人」の文字が。

背中を押してくれたTwitterの優しさに、コーヒーがのどにつまった。

わたしだって立派な新社会人なんだ。

「新入社員」で一部は盛り上がっているけれど、私は新入「社員」じゃない。

こんな無駄な、そしてひまな解釈で、一喜一憂しているわたしもばからしい。

 

第三章 午後は短い

 

朝早かったせいか、だんだんと体がだるくなってきた。

お腹はすいてないけれど、帰ったらご飯を食べるタイミングを逃してしまう。

お昼ご飯にカツ丼を食べてから帰路についた。

カツ丼は千円だった。

今日の予算はオーバーだ。

 

 

みんなが働いてるところ申し訳ないのだが私は家で昼寝します。眠いから。

午後も頑張るための布石なんだ。おかわりチケットは大事にしまってある。、

夜ご飯はもやしで決定だ。

あとはコーヒーの100円ともやしの10円で、今日を終えられる。ふう。

入社、いや、新社会人1日目は無事終わりそうだ。

 

第四章 夜の悪魔のささやき

 

やべ、友達から映画の誘いがきたぞ。「LA LA LAND見よう」だって。

うう、見たいぞ。

1500円・・・いや、違うぞ、もう学生価格じゃないんだ。1800円・・・。うう。

「新宿で待ち合わせで」

 

明日のご飯はカップラーメンか、カップやきそばか、スープパスタかな。

 

スターバックスでおかわりを頼んで、「LA LA LAND」まで、相棒Macと向き合う。

と思ったら、雨降って、かみなり・・・。

帰りたい・・・。

 

最終章 いけいけ希望のニートたち

 

ニート生活はまだまだ始まったばかりだ。

それでも、私はやるしかない。やると決めた。

仕方なく決めた道でも、自分が選んだ道を正解にすればいいんだ。

 

P.S.

みなさんの応援や、ツイッターのフォロー、

 

生活費の保護(笑)などが、

わたしにとっての上司であり同期なのです。

 

どうか、弱った体と心に、ウイルス性の強いコメントはどうかご容赦ください。

わたしにもいつか門出が訪れますようにと願い、筆を置くことにします。

明日はどこの朝食を食べよう。

明日は何食べよう。あ、もやしか。

美味しいものを美味しいと言いながら食べたい。

田中でした。

 

タイトルは、いまネットで話題になっているところからとりました。

 

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